無人フォークリフトのグローバルリーディングカンパニーであるVisionNav Roboticsより独自に開発したAGF RCS(Robot Control System)は、ロボット管理システムとして、MES、WMS、ERPなどのシステムや無人フォークリフト(AGF)とシームレスに連携でき、ビジュアル・ナビゲーションモジュールで複数機体の管理、クロスシナリオ(cross-scenario)のスケジューリングが実現されます。
VisionNav Roboticsの最新バージョンRCS2.0は、初代1.0の簡潔さと導入しやすさを継続しつつ、より多くの機能も追加しています。性能面では、拡張性が向上し、無人フォークリフト、潜り込み式AGV、4方向シャトルなど、さまざまなシーンで複数機種の制御が実現されます。効率面では、インテリジェントアルゴリズムのアップグレードにより、AGFの総合効率が2倍になり、ランニングコストをさらに最適化します。同時に、インターフェースには新しいデザインを取り入れ、ユーザーにより良い使用感を提供いたします。
インテリジェントアルゴリズムのアップグレードにより、総合効率を向上
製造物流や倉庫物流の自動化が加速・深化するとともに、AGFはより複雑な運用シーンに対応し、規模が大きくなるほどAGFの複数連携やスケジューリング計画が難しくなっていきます。RCS 2.0は、新しいインテリジェントアルゴリズムのアップグレードに基づき、AGFの群制御において、全経路の動的計算と単一車両経路のリアルタイム計画を採用し、経路変更をより柔軟に、旋回または決定待ちをより賢く行い、ロック、渋滞、及びAGFの無駄な待ち時間を効果的に防止することができます。
VisionNavのRCS 2.0は、いくつかのお客様のプロジェクトに実運用されています。一部の複数車両混合走行の導入先からのフィードバックによると、同じ規模と比べて、複数車両混合走行のプロセスは業務ピーク時の総合的な効率を10%向上させます。
ランニングコストを最適化する例外処理メカニズム
RCS 2.0では、車両の例外処理が改良され、タスク転送や異常車両回避などの新機能が追加されています。
タスク転送:タスク実行中にAGFが故障し、正常に動作しなくなった場合、RCS 2.0は、故障AGFが行っているタスクを、現在のタスクの実行状況に応じて、指定された空きAGFに転送します。
異常車両回避:AGFの走行中に異常が発生し、発生現場から移動されるまで、他のAGFの正常走行ルートと干渉する場合、RCSより異常AGFにあるルートを回避し、他のタスク処理が正常に進行できるように、ルートを再計画します。回避できる経路がない場合は、回避できない車両を一旦停止させ、さらに別の機体作業指示を移行することで、回避処理いたします。
RCS 2.0は、AGFの異常によるタスク遅延やレーンブロックなどのロスを効果的に削減し、お客様のオペレーションコストを最適化します。
使用感を向上させる機能拡張と追加
RCS 1.0は、車両管理、ロケーション管理、オーダー管理、タスク管理などの機能をサポートしました。RCS 2.0は、これらをベースに、ロケーション統計、故障情報検索などのサブ機能を追加し、バージョンアップしました。
地図表示の最適化:走行ルートが複雑なので、デフォルトではAGFの現在ロックされている経路のみ表示します。状況に応じて、1台のAGFの経路全体を表示したり、非表示にすることで、より直感的な表示効果を得ることが可能です。
車両ダッシュボード:AGFの位置、正常/異常状態、充電状態、オンライン/オフライン状態などをリアルタイムに表示し、より直感的にAGFの状態を知ることができます。
また、RCS 2.0では、操作インタフェースの新しいデザインスタイルを採用することで、より簡潔かつ直感的になり、一目で理解でき、ユーザーとの対話と使用感を向上させました。
多言語対応、ローカライズメンテナンス
RCS 2.0の言語を、中国語と英語から、中国語、英語、日本語、韓国語の多言語運用に拡張され、プロジェクトの国・地域に合わせてワンクリックで言語システムを切り替えられるとともに、現地に合わせたシステムメンテナンスをサポートし、より便利にプロジェクトのリモート配信を行うことができるようになります。
VisionNav RoboticsのRCS 2.0システムは、今後も継続的にバージョンアップし、より強力なパフォーマンス、スマートなアルゴリズム、使いやすさとオープン性を備え、お客様のコスト削減や効率化、社内フルシーンロジスティックスの無人化アップグレードの実現に貢献しようと思っています。
VisionNav Roboticsについて
VisionNav Roboticsは、工業用無人車両と物流無人化ソリューションを提供する世界的なリーディングカンパニーです。VisionNavは、5G通信、人工知能(AI)、環境認識、ディープラーニング、サーボ制御などのコア技術を工業用無人車両に応用し、複数のシナリオに適用できる9シリーズの無人フォークリフト・無人トラクターを開発しました。VisionNavのソリューションは、あらゆる物流の作業シーンをカバーし、9.4mのハイアクセス、2.0mの狭い通路へのアクセス、トラックの無人積み下ろし、多層段積みなどのシーンに対するコアニーズに応えることができます。現在までにVisionNavは30カ以上の国と地域でグローバル事業を展開しており、350以上のプロジェクトを受注、1500台以上の製品を販売し、50社以上のFortune 500企業との協力関係を構築、自動車製造、タイヤ、食品、石油化学、Eコマース、3PL、製薬など多くの業界をカバーしています。
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