三井物産グローバルロジスティクス株式会社様 市原流通センター における無人フォークリフトVNP20(小型カウンターバランス型)の活用事例を紹介いたします。
■導入製品
・小型カウンターバランス型無人フォークリフト VNP20 導入台数:3台
■運用内容
入庫作業:
トラックから荷降ろし後、フォークマンが荷物をエレベーターへ投入し、別フロアに上がってきた荷物をエレベーターから無人フォークリフトが取り出し、保管エリアへの搬送を行います。
出庫作業:
指定の荷物を保管エリアからエレベーターまで無人フォークリフトで搬送し、1Fでフォークマンが受け取り後、出荷バースへ整列します。
■本運用におけるポイント
・直観的なタブレットUI
無人フォークリフトへの指示はタブレットで行いますが、ロケーションをマップ表示することで直観的な操作ができ、1回の操作で数十パレット分まとめた搬送指示が可能です。
・システムによる群制御
同フロアで最大3台の無人フォークリフトが作業を行いますが、システムでの群制御により、交通整理を行い、スムーズに動作いたします。
・荷物の二段搬送
荷物の二段搬送を行うことで一回での搬送量を増やし、高頻度の入出庫作業にも対応します。
・保管量の最大化
無人フォークリフトにおいて、荷物を置く際にクリアランスが必要となりますが、クリアランスの大きさが保管量に影響いたします。今回は荷物前後のクリアランス50㎜以下を実現し、限られた保管スペースを最大限に活用しています。
・3D SLAMによる高精度位置認識
周囲が荷物で囲まれた狭隘な環境でも、安定した自己位置認識とスムーズな走行を実現しています。
・エレベーター連携
PLCを介してエレベーターと連携することで、荷物の到着を認識し、自動で取り出しに行きます。
また、インターロック連携を行うことで、安全にご使用いただけます。
エレベーターで生じる段差もスムーズに乗降可能です。